屋根と外壁塗装を同時に依頼したほうが安いってホント?
一般的に屋根と外壁塗装を同時に依頼することは、建設業者にとって効率的で、資材や労働力の面でコスト削減に繋がります。
大規模な作業を一度に行うことで、作業現場の効率が向上し、それがコスト削減につながります。
単純に2回に分けて工事を行うよりも1回で済んだ方が下準備なども減るわけですから、それがコスト面に反映されます。
特に施工面で大きいのが足場の組み立て。
外壁塗装、屋根塗装どちらを行うにしても、足場の設置が欠かせません。
足場は作業員が踏み台となる場所のことで、家の周りを取り囲むように設置していきます。
一戸建てを想定した場合でも少なくとも半日、場合によっては1日以上かかる可能性のある作業です。
そういった労働力の観点から見ても、足場組み立てが1回で済むのか、2回になるのかは大きな違いです。
これだけで10万円前後の値段が変わる可能性があります。
他には出張費を費用項目としている場合は、当然2回の方が費用も高くなります。
屋根と外壁の塗装は、あえてタイミングを分けて塗装する必要は無いでしょう。
もちろんどちらか片方だけ著しい損傷などがあれば、そちらだけ塗装する形で良いかと思いますが、単純な経年劣化でしたら同時施工を推奨しています。